出版物
現代語訳 上井覚兼日記3 天正十三年(一五八五)正月~天正十三年(一五八五)十二月
げんだいごやく うわいかくけんにっき3
定価:2,200円+税
発売日
2023年06月23日
著 者
新名 一仁
サイズ
A5判
ページ数
264
ISBNコード
978-4-909827-09-8
内 容
「筆まめ武将」の日記、現代語訳化第3弾!いよいよ秀吉、九州情勢に介入。不穏に動く大友氏、暴走する家久の調略活動、緊張高まる国衆の帰順・寝返りを活写する。また、足利義昭の上使柳沢元政の御内書の受け渡しや饗応の模様、家久次男と覚兼娘との縁談、さらには義久・義弘「両殿」体制の連携不足も赤裸々に。軍務からプライベートまで戦国島津の平時・戦時の細部を記すエピソード満載の天正13年。各月要所に解説を掲げ、いざ進軍!
著者情報
新名一仁(にいな かずひと)
昭和46年(1971)、宮崎県生まれ。鹿児島大学法文学部人文学科卒業。広島大学大学院博士課程前期終了。同博士課程後期単位取得退学。博士(文学、東北大学)。みやざき歴史文化館、宮崎市きよたけ歴史館学芸員などを経て、現在南九州大学非常勤講師。単著に『室町期島津氏領国の政治構造』(戎光祥出版、2015年)、『島津四兄弟の九州統一戦』(星海社新書、2017年)、『「不屈の両殿」島津義久・義弘』(角川新書、2021年)などがある。2015年、第41回南日本出版文化賞を受賞。